[1999.11.28]
  これがセガの生きる道


 ▼東京・大阪のゲーセンで対戦 セガが光ファイバーで実現へ(asahi.com)
  http://www.asahi.com/paper/media/misc99/misc991127a.html


 プレステ2が来年3月にネットワーク機能を持っていたら,通信速度の改善,通信料金の改善は急務となろう。日本の通信業会全体に,圧力がかかる。だが,ソニーはそれをしない「軟弱な」姿勢をとった。他社は,十分にそのスキを狙える。

 セガ・エンタープライゼス社が26日発表した中間期損益は,191億円の赤字に転落した。これを受け,ネットワーク事業部門をCSKグループに営業譲渡,ソフト開発部門を10数社に分社化する案が発表された(Bloomberg.co.jpの記事)。同時に,ゲームセンターの運営部門を東西に分社化。東京と大阪の10数店舗を光ファイバーで結び,対戦ゲームなどができるようにする。

 マイナスイメージの強いニュースとなっているが…。ハード・ソフト・アミューズメント施設とすべてを抱え込んで肥満化している企業を分社化し,従業員を4,000人弱から1,000人にまで減らすというのは,良い傾向と感じられる(損害はない)。ソフト開発部門は,SCEIも積極的に分社化しているように,これも良い傾向(倣うべきは倣ったほうが良い)。ドリームキャストの販売自体は伸びているし(値下げが強い要因だろうが),海外での大人気も心強いし(CNET Japanの記事),前評判の高いソフトの発売も控えるいるし…。

 プレステ2への期待感が高まっているのは痛いほど感じるが,プレステ2は現代のゲームハードウェアとしては大きい欠陥を持っている。それは,ネットワークの不在だ。ネットワーク機能がつくのは2001年以降になるという(CNET Japanの記事)。とても来年発売するゲーム機とは思えない不備だ。セガの最大のアドバンテージはそこにある。やきゅつくぐるぐる温泉などネットワークでおもろさが倍増するゲームに,ゲーセンでのネットワーク対戦,ネットワークゲームができる携帯電話の開発と,これがセガの生きる道になる。その道は,大きく大きく広がっているんだから。


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